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国語の宿題のやり方って?part3「読解問題」

こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

読解問題の家庭学習って?

前回に引き続き、今回も「宿題のやり方」について。
ときに「国語なんて、才能がモノを言うのだから、何をやっても無駄でしょう?」などとまるで魔境のように言われる読解問題。
今回は、その読解問題の正しい宿題のやり方についてお話しいたします。
読解問題の宿題には、大きく分けて2種類があります。
一つは、テストや授業の間違い直しです。
もう一つは、初見の文章を読み解く、演習形式の宿題です。
この二点についてお話しします。

 

間違い直しをしよう!

まずは「間違い直し」。
一番良くないのは「とりあえずもう一度文章を読んで、間違えた問題を解き直す」というやり方です。
もしかすると、お子様はこのやり方で宿題をされているかも?


たしかに、このやり方は、宿題をやったということがわかりやすいのですが、それは裏を返せば、形を整えやすいということに他なりません。


そもそも、一度考えた上で間違っているのですから、もう一度やっても間違える可能性は高いですし、苦手な問いなのですから時間もかかります。


人間は、だれしも苦手なことはしたくないのに、時間もかかるとなると、国語嫌いを増やすだけになりますね。
記述問題だと、単に答えを丸写ししてもう終わり!となりがちです。


大事なのは「正しい考え方の筋道を理解すること」なのです。
では、どうすればよいか?
「模範解答逆算方式」でやってみましょう!
いきなり1から考え直していると、時間も手間もかかり、もったいない。


であれば、初めから模範解答を見て「どう考えればその答えになるのか」をつかもうということです。

 

・記号や抜き出し、記述の形式にはとらわれず、まずは答えの内容が書かれている場所を本文から見つけましょう。


・そして、その問題の傍線部や空欄をスタートとして、どういう筋道をたどれば答えの場所にたどりつくかを考えるのです。

 

こうすれば、自分の考えにとらわれず、正しい考え方に矯正できますし、何より無駄な時間を取らなくてすみます。
合理的に、そして効率的にかしこくなるために、ぜひ取り入れてくださいね。

 

自分の力で読解しよう!

次に、演習形式の宿題です。
これは、お子様の学力に応じてやり方を変えましょう。

 

偏差値50未満の場合

塾の公開実力テストで、国語の偏差値が50未満の方は、まずは保護者の方が文章を音読してあげてください。
その際、お子様も同じ文章を目で追うようにさせて下さい。
国語の力が未成熟な子は、話し言葉の世界と書き言葉の世界が分離してしまっていて、一人では読み進められないことが多いです。


目では読めないけれど、耳では読めるパターンですね。
問題も同じように音読をしてあげて下さい。
その上で解くようにしてみましょう。


わからない問題や間違った問題は、前述の「間違い直し」のやり方で、正しい考え方の手順を身につける学習をしましょう。

 

偏差値50以上の場合

公開実力テストで国語の偏差値が50以上の方は、基本的に一人で演習できると思います。
その際、キッチンタイマーを使用して「大問一つを25分以内」で解くようにしましょう。
これは、塾のテストや入試で求められる制限時間です。


普段からこのペースに慣れることで、実戦力が身につきます。


当然、その中で間違えた問題は、やはり前述の「間違い直し」のやり方を取り入れて下さい。


しかし、慣れていないうちは、模範解答逆算方式は難しいと思います。
ですから、直しの時だけは保護者の方についてもらうといいと思います。

 

おわりに

宿題は、形だけでは意味がありません。
それどころか、いたずらに時間だけがかかり、勉強も嫌になって…と、マイナスの効果が生まれることもあるのです。

お子様の現状に合わせた、正しい宿題のやり方を取り入れてあげて下さいね!

 

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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。

お助け中学入試国語 ゆり