ゆりのお助け中学入試国語!

「勉強のしようがない」と言われがちな国語。そんな国語のお悩みを、全て解決!

国語の夏期講習会の活かし方

こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

夏期講習会スタート!

7月も半ばにさしかかり、いよいよ夏本番!という感じの気温ですね。
我々大人はすでに夏バテのような気分ですが、子どもたちはいつもと同じように元気いっぱいです。

毎朝の新聞折込チラシに、各大手塾のそれが混ざるようになってきました。
体験学習会・説明会・クラス分けテスト…と、様々なイベントが用意されています。
どの塾も、新規顧客の開拓に必死な時期ですね。
現在私は講師・個人向け家庭教師で生計を立てているのですが、かつては大手学習塾に15年ほど在籍していました。
この時期は本当に忙しかったです。
仕事を挙げると…
・夏期講習の予習
・説明会の準備や運営
・後期教材やテストの作成とチェック
・顧客獲得営業
・通常授業
・運営会議
・成績実績会議
…目が回るとはこのことですね。

夏期講習の予習は、中でも絶対に気を抜けない仕事の一つです。
気を抜いてしまうと、授業がぐだぐだになってしまい、背中を冷や汗が伝う始末になってしまいます。
一日中落ち込みながら他の授業に行くのは嫌なので、我々講師は可能な限り綿密な準備を行います。

「夏は受験の天王山」という言葉がありますが、まさにこの言葉の通り。
我々が準備に力を入れるのも、夏のがんばりにより秋以降の成績の伸びが全く違うことを知っているからです。
しかし、夏は開放的な季節でもあります。
テレビをつければ海山のレジャーの紹介。
太陽が沈むのも遅いですね。
気をぬくと、あっという間に夜になっていて、あとは寝るだけの時間…。
きちんと予定を立てないと、夏休みは瞬く間に過ぎゆきます。
というわけで今回は、夏休みに取り組んでいただきたいことをお話ししたいと思います。

四年生までの夏

四年生までの夏期講習は、それほどたくさん授業があるわけではありません。
ほとんどの塾では、数日間、一日に2〜3コマで終わりですから、中には複数の塾を掛け持ちして、塾に通い詰めになる子もいます。
しかし、夏期講習とは、基本的には各学年前期の復習をすることが多いですから、塾が違えど、やっていることは似たようなものになりがちです。
ですから、塾を変えることを考えているため、お試しで通ってみるのはよいと思いますが、学力をつける目的で複数の夏期講習に参加されるのはお勧めしません。
では、四年生までは何をすれば良いか?
私は「国語の基礎体力」をつける活動に力を入れていただきたいと思っています。
例えば…
・ことわざや慣用句、四字熟語などの言語事項をマスターする
・山遊びや海遊びなどの、自然に関わる遊びをする
・親元を離れるキャンプなどに参加する
・ちょっと背伸びした本や漫画を読み漁る
・二学年上までの漢字をマスターする
・毎日俳句を一句詠む

などですね。
子どもの力だけでは触れられない世界を、親の力で体験させていただきたいと思います。
それが、長い目で見た時に、小手先の技術を学ぶよりも、絶対に役に立ちます。
詳しい内容については、過去の記事を参考になさって下さいね。

五・六年生の夏

五・六年生は、お盆以外はほぼ毎日塾に行くような予定の方も多いと思います。
ですから、塾が課す宿題も、それほどたくさんはありません。
だいたいは、漢字と言語事項を少しずつと、その日の復習くらいでしょうか。
しかし、お子様に任せきりだと、これが本当におろそかになるのです。
以前も述べた、模範を写して形だけ整える系の宿題ですね。
毎日のように塾に行く分、おろそかにしてしまうと、すぐに次の学習をすることになるので、学んだ内容はどんどん過去のものになってしまいます…。
当然、本当の力はつきにくいです。
宿題が少ない分、保護者の方に助けていただき、密度を濃くすることを考えていただきたいです。

・本当に覚えているか、漢字や言語事項の二重チェック
→その際、前期のテキストも使用して、同じ単元の類題を復習しましょう。授業ノートも役に立ちます。
特に、以前に間違えていたものは要チェック!忘れている可能性が高いです。

・読解の「模範解答逆算方式」復習
→先に模範解答を見て「どう考えればそれが選べる・書けるのか」を、本文から材料を探し、判断したりまとめ直したりしましょう。
考え方の筋道を組み立てる練習をする、絶好の機会です。

・テスト直し
その他に、国語を得意にするには、「前期のテスト直し」がとても有効です!
大手塾のテストであれば、正答率がついていると思います。
お子様の成績に合わせて、何パーセント以上の問題をやり直すかを判断してあげて下さい。
例えば、国語の偏差値が45程度であれば、60パーセント以上の正答率の問題で間違えているものを直そう!といった具合です。
子どもは、基本的に「間違い直し」が嫌いなものです。ですから、すべての問題をやり直していると、勉強に嫌気がさしてしまいます。
「好きこそものの上手なれ」という言葉は、そのまま裏を返せば「嫌いは下手への入り口」となるのです。
テストには詳細な解説がついていることも多いので、「模範解答逆算方式」を取りやすいのも利点です。
ぜひ、前期の総復習をして下さいね。

おわりに

夏を越えた先にやってくる、実りの秋。
夏のがんばりをもとに、皆様のお子様が、たくさんの収穫を見せて下さることを期待しています!

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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。