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国語の宿題のやり方って?part2「漢字・言語事項」

こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

漢字・言語事項を頭に入れよう

前回に引き続き、国語の宿題のやり方についてお話ししたいと思います。

前回はスケジュールの話でしたので、今日は内容について。

まず今回は漢字や言語事項について。
注意すべきは「使える知識にするための宿題になっているかどうか」をチェックしましょう!

使える知識にするためには…

「イギ」を漢字に直す問題を、単に何回も繰り返し書いているだけのノート。
一見、きちんと真面目に勉強をしているように見えます。
しかし、真面目がそのまま結果に直接結びつくわけではないのが、勉強の難しいところです。
「イギ」と言われて、「意義・異議・異義」の三通りの使い分けを説明できるかどうか。
ただ単に繰り返し書いているだけでは、このような同音異義語に対応できないのですね。
漢字の学習をするときは、形だけでなく、その言葉の意味や使い方を一緒に身につけましょう。
上記のような、使い分けが難しい熟語は、短文作りも効果的です。
辞書をこまめに引く習慣もいいですし、保護者の方が使い方をアドバイスして下さるのもいいですね。
とにかく、お子様がその言葉を実際の生活の中で使えるレベルにすることが大切であるということです。

言語事項も同様に「使える知識」するための宿題になっているかを確認しましょう。
例えば、五年生以降に学習することが多い「外来語」の宿題が出たとします。
おそらく、テキストに載っている問題は以下のようなものだと思います。
「次の◯に当てはまるカタカナを入れ、外来語を完成させましょう。」
「ポジ◯◯◯(位置)」
といった場合ですね。
これが、形だけで整える子の宿題ノートではどう解かれているかというと…。
「ション」と、空欄の部分のみを書いて、丸つけをしているのです。
もしくは、わからなかったときに単に赤ペンで「ション」と書き足しているのです。
そこで、我々講師は少し意地悪をしたくなるわけです。
確認テストで、以下のように出題してみるのですね。
「◯◯ション(位置)」
同じ問題の空欄箇所を入れ替えてみるのです。
慣用句であれば「◯が黒い」を「腹が◯◯」と出題しますし、四字熟語であれば「◯進◯退」を「一◯一◯」とふるのです。
これが、面白いように答えられないのですね。
子どもたちは我々に「卑怯だ!」とのたまいます。
しかし、我々は非情にもこのように伝えるのです。
「入試で、そのままの形が出るとは限らないでしょう?」と…。

正しい学習方法

というわけで、以下のような学習ができているかを確認しましょう!

・間違えた問題については、その言葉全体がメモしてある。
・さらに、その言葉の意味や使い方がメモしてある。
・同じ意味や反対の意味の言葉がメモしてある。

など、ここまでできていれば、その言葉は「身についた状態にある」といえるのです。

おわりに

まだ言葉の力が弱いお子様ほど、前述したような「形だけ整った宿題」になりがちです。
言葉の力がついているお子様は、そもそも間違いが少ないので、上記のような正しいやり直しをする余裕があるのですね。
しかし、これまでの記事でも述べてきたように、まずは基本は言葉の力をつけること。
宿題が軌道にのるまでは、ぜひ保護者の方が一緒について「いつやるか・何をやるか・どのようにやるか」を整えていただければと思います!

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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。

お助け中学入試国語 ゆり