賢い漢字の覚え方part1
こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。
国語の基本、それは漢字
本日は、国語学習の基本である「漢字」についてお話しします。
お子様はお困りではありませんか?
学校で課される書き取りの宿題…。
塾の漢字テスト…。
実力テストで出題される漢字…。
たくさんの時間をかけているはずが、なかなか覚えられず、覚えたと思ってもすぐに忘れてしまう。
親子げんかの原因にもなりやすいですね。保護者の方からのご相談も多いです。
現在の学習指導要領では、小学生の間に1026字を覚えることになっています。
その膨大な量から、漢字は非効率的だと言われることも。
しかし、実は、漢字はとても論理的に作られた文字であり、多くの情報を一瞬で得ることができる、優れたものなのです。
ぜひ、この奇跡の文字の世界を楽しんでいただきたいと思います。
漢字の持つ情報量とは…
さて、皆さんのお手元にあるスマホ。
美しい風景や日常のひとコマを残しておくために撮影した写真でいっぱいではないですか?
データ量が限界を迎え、泣く泣く整理することも珍しくはないでしょう。
写真一枚のデータ量と、文字のデータ量とを比べると、比べ物になりませんね。
漢字にも同じようなことが言えます。
ひらがなやアルファベットは、一文字が音のみを表現する「表音文字」と言います。
それに対して漢字は、それぞれの文字が様々な意味を表現する「表意文字」と言います。
例えば「木」という漢字は木の幹と枝を表します。
「人」は足を広げて立つ人の様子ですね。
「田」は田んぼを上から見たまま。
つまり、漢字とは、いわゆる「絵文字」と同じようなものなのですね。
ですから、漢字のある文章は、さっと眺める程度でもその大意が取りやすいです。
かんじのにがてなおとこのこにおおいのはこのようにひらがなばかりでぶんをかいてしまうばあいですね。
…読みにくいことこの上ないですね!
SNSの一つであるTwitterの熱心な使用者が日本に多いのは、140字という限られた文字数の中においても、漢字のおかげでたくさんの意味を詰め込めるために、表現をしやすいからだという説もあります。
賢い漢字の覚え方とは?
さて、漢字の学習についてなのですが…。
漢字の苦手なお子さんがやりがちなのが「形を丸暗記している」パターンです。
漢字ドリルに、機械的に繰り返す「写す」作業。
それでは、当然すぐに頭から消えて行きます。
頭に入れたつもりでも、入っていないパターンですね。
結局、数だけいくらこなしてもだめなのです。
大事なのは、学習の密度を高めること!
それには、大きなポイントが一つあります。
「一文字ずつ、部首を意識しながら書き取りをすること」です!
例えば「詩」という三年生で学習する漢字。
苦手なお子さんの誤答では「持」「待」「侍」などが多いです。
部首を意識すると、
「詩」は言葉を並べるのでごんべん。
「持」は手を使うのでてへん。
「待」は人が歩いてくるのでぎょうにんべん。
「侍」は人の職業なのでにんべん。
といった具合に、状況に応じて漢字を使い分けられるようになります。
三年生のお子さんが「この字は言葉を並べる意味だからごんべんを使うので…」と説明されている姿をご想像下さい。
その賢さにワクワクしてきますね!
まとめ
いかがでしょうか?
漢字の学習は、非常に奥深いものがあります。
こんなに素晴らしい文字の学習を、単に手を動かして「作業」にしているだけではもったいないですね!
漢字についてはまだまだお話ししたいことがありますので、今回はこの辺で!
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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。
お助け中学入試国語 ゆり