ゆりのお助け中学入試国語!

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国語の宿題のやり方って?part1 「スケジュール」

こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

宿題を制する者は受験を制する!

お子様は、塾の宿題をどのようにされていますか?
完全に一人で?
それとも、最終チェックだけは保護者の皆様と?
もしくは、保護者の方と付きっ切りで?

…と、このようにパターンを挙げていくと「完全に一人で」が最も良いように思われがちですね。自立しているように見えるので。
しかし、実はどの項目も一長一短なのです。
今回からは、国語の宿題をどのように行うのが最も効果的かについてお話ししたいと思います。

宿題のスケジュール

まず今回は「スケジュール」について!
そもそも、国語の宿題には、どのようなものがあるのでしょうか?
次に、思いつく限り挙げてみましょう。
・音読
・授業の直し
・初見の文章での読解練習
・言語事項
・漢字
・テストの直し

などがあるでしょうか。
塾の国語の授業は、週1回もしくは2回。
おそらく、その度に、担当講師から宿題ノートの提出を求められ、検印やサイン・コメントがなされて返却され…といった流れを繰り返されていることと思います。

塾の学習サイクルは、一週間をひとくくりでとらえられていることがほとんどです。
その週に学習したことを、次の週までにテストで確認がなされる。
そんな流れの中で、スケジュールをお子様に任せきりにしてしまうと、単に「提出すれば良い」状況になりがちです。
すると、どんなノートになるかというと…。

・とりあえず読解練習がしてあるが、記述は空欄。
・空欄のままだとまずいので、模範解答を色ペンで写してある。
・言語事項や漢字も、とりあえず全て解いてある。
・わからなかったものは、やはり色ペンで一回だけ模範解答を写してある。

…という、とりあえず形の整ったものが出来上がります。
しかし、肝心の内容が頭に残っているかというと…?
ハテナがつく結果になってしまうのですね。
お子様の宿題ノートは、このようなものになっていませんか?

宿題のサポート

では、どうすれば良いノートになるのでしょうか?
これは、初めからお子様に任せきりにしていては、上手くいきません。
自転車に乗る練習をしていたとき、初めは後ろから支えてもらってバランスを取る練習をし、少しずつ手を離し、何度もこけて怪我をしながら、一人で乗れるようになる。
そのように、保護者の方のサポートが必要なのです。

まずは、宿題を「暗記系」と「読解系」の二つに分けましょう。
「暗記系」になるのは、言語事項や漢字ですね。
「読解系」になるのは、間違い直しや音読・読解練習などです。
これらを、同じタイミングでやっていては、非常に効率が悪いのです。

暗記系の宿題

まず「暗記系」です。
「覚えればいい」という姿勢だと、つい確認テストの前日につめこみたくなりますが、それでは長期記憶に残りません。
脳は、苦労したことや強く感動したこと、そして何回も繰り返されたことは忘れにくくなるのです。
ですから、週に少なくとも三回以上は確認をする時間を取りましょう。
初めはバツが沢山付いていても、繰り返すうちにだんだんと正解率が上がることに気がつくはずです。
記憶の基本は「広く浅く何回も!」です。

読解系の宿題

次に「読解系」です。
こちらは、塾の授業が終わったらすぐに取りかかり、終わらせてしまいましょう。
「鉄は熱いうちに打て」方式です。
間違い直しであれば、文章そのものの内容を覚えているうちだと、素早く直しができます。
また、初見の文章を使った読解練習でも、その週に学習した文章読解法が使用できることが多いですから、記憶が新しいうちの方がいいのです。

おわりに

このようなスケジュール通りに学習を進めることは、小学生のお子様にはまだまだ難しいものです。
大局観にとぼしい小学生は「宿題は後で、とりあえず遊びにいったり本を読んだり…」をしているうち、提出の前日になってしまい、仕方がないのでほとんど写しただけのような宿題になってしまうものです。
しかし、それでは学力にはなりません。
「宿題時間割」などを作って机やリビングの見やすいところに飾ってみたり、慣れるまでは保護者の方と一緒に何をするか確認したりしながら、決して焦ることなく、お子様の独り立ちの瞬間を見守ってあげてくださいね。

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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。

お助け中学入試国語 ゆり