ゆりのお助け中学入試国語!

「勉強のしようがない」と言われがちな国語。そんな国語のお悩みを、全て解決!

語句・言語事項・文法攻略!

こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

中学入試の語句問題って?

今回は「言語事項・文法」についてお話しします。
…と一言に言っても、中学入試の「言語事項・文法」の範囲はとてつもなく膨大なので、語りきれるかどうか…。
どの塾でも「言語事項・文法」の学習が本格化するのは五年生から。しかし、五年生は通塾回数も増えますし、学習内容も高度になるため、国語の知識分野に学習時間を取りにくいです。
その結果、テストで点が取れず、イヤになって、よけいやらずに…という悪循環。
「ああ、もう少し早く対策しておけば!」
保護者の方の心の悲鳴が聞こえてきそうです。
とはいえ「灘・洛南」を目指す方以外は、それほど深めた学習をする必要はありません。
我々は、つい子どもに完璧を求めてしまいがちですが、ときには受験校に対してオーバースペックな学習を課してしまっていることがあるのです。
「灘・洛南対策」や個別の単元のコツは今後の記事で順次触れていこうと思いますので、今回は「何をいつ頃にどれくらい」学習すべきかについてお話しします。

「ことわざ・慣用句・四字熟語」

→一年生時から「マンガでわかる」のように銘打ったシリーズを買い与え、リビングなどの、すぐに手に取れる所に置くようにしましょう。
本棚に片付けると、手に取られず、眠ってしまうこともあります。
知識分野は、学習頻度が何より大切です。
毎日触れることで「なんとなく聞いたことがある」レベルが上がります。
三年生までに、一通りの内容が「聞いたことがある」レベルになっていると安心です。
五年生から学習が本格化したときに、面白いように頭に入りますよ!

「類義語・対義語・同音訓異字」

→こちらも「マンガでわかる」のようなシリーズもありますが、若干理解力が必要ですので、与えるとしても三年生以降になるかと思います。
それよりも、四年生以降の漢字学習を、以前の記事にて述べたような「賢い学習方法」を徹底すると、自然とこの分野の知識がついてきます。
漢字の持つ意味と熟語の持つ意味に興味を持つよう働きかけていただきたいです。

「主語・述語・修飾語」

→それほど急ぐ必要はありません。学校でも同じ単元の学習は繰り返しされますので、そのレベルが押さえられていれば対応できます。
学校の学習内容で間違いが多い場合は、記述問題の解答クオリティの低下につながりますので、注意が必要です。
苦手な子は「私の好きなものは、お母さんの作ったカレーを食べます」のように平気で書いてしまいます。

「品詞」

→たいていの塾では五年生から学習する単元です。
知識分野ではないため、習ってきたことを復習するだけで大丈夫です。
ただし「助詞・助動詞」の「れる・られる」「た」「ない」「の」などの使い分けについては、いつどれが出ても間違えないレベルにしましょう。超頻出問題です。

「敬語」

小学生の日常生活ではなかなか出会わない言葉が多く、苦戦することが多い単元です。
理解するべきことは、
・「尊敬」「謙譲」「丁寧」の意味
・敬語動詞(召し上がる・いただくなど)を覚える

だけなのですが、ゼロからのスタートになる子が多く、時間がかかることがあります。
これも「マンガでわかる」のような書籍がありますので、五年生ごろに与えるとよいかと思います。
関係性が絵でわかるようになっていますので、おすすめです。

まとめ

以上、主要な「言語事項・文法」について、塾以外でやっておきたいことをお話ししました。
この上に、塾で与えられた内容を学習すれば、それほど間違いもなく、覚えやすく進められるかと思います。
気をつけるべきことは「子どもに任せきりにしない」ことです。
いくら成長したとはいえ、まだまだ小学生。
ノートを見ると、単にマルバツをつけ、バツのところに答えを写すだけで終わっているノートのなんと多いことか。
バツのついたところは、その週のうちに、少なくとも二回はさっと復習して、頭に入ったかどうかを確認する時間を確保していただければと思います。
先ほども述べましたが、知識を定着するコツは「学習頻度を上げること」です!
この学習を通して、ご家庭で使用されている言葉のレベルを上げていただければ、講師としてこれ以上ありがたいことはありません。
ぜひ、お子様とご一緒に、言葉の世界を楽しんでいきましょう!

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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。

お助け中学入試国語 ゆり