ゆりのお助け中学入試国語!

「勉強のしようがない」と言われがちな国語。そんな国語のお悩みを、全て解決!

文章理解の段階part3

こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

文と文のつながりを理解しよう!

前回に続いて、文と文のつながりを理解する段階についてお話しします。
少しずつ、論理のつながりが長くなってきました。
この段階が確実に理解できれば、後は楽です。結局は同じことの繰り返しの先に段落や文章全体の理解があるわけですから。

接続語の理解

雨が降った。◻︎◻︎◻︎、運動会は中止だ。
この空欄に何を入れますか?少し考えてみましょう。

答は「だから」や「すると」などが入りますね。
「だから」や「すると」の前には理由が入り、後にはその結果起こった理由が入ります。
これは、絶対的なルールで、逆らうことは許されません。
当然、国語の読解問題では、この段階が理解できているかを問うものが多くなります。
説明文・論説文の問題では、必ずといっていいほど、4問程度出題されますね。
接続語については、別記事でまとめてありますので、参考になさってくださいね。
www.otasukekokugo.com

指示語の理解

先ほどの「接続語」に続いて、「指示語」の問題です。
これは、一文どうしをつなぐことが多いので、頻繁に出題がありますね。
「雨が降った。それは私にとって残念なことだった」の「それ」に傍線部が引いてあるパターンです。
指示語の問題は、記述形式で答えさせるものが多いです。
なぜなら「問題が作りやすく、採点しやすく、基本的な記述力を測りやすい」からです。
指示語があればそれを問いにすればいいだけですし、答の場所が限定できるため、誤答を見分けやすいというわけです。
中学校の先生はたくさんの答案を一気に採点するわけですから、採点に悩まない問題が嬉しいのですね。
記述が苦手な場合は、指示語の問題を使って、作法を身につけると良いと思います。
①答えになる材料を本文から探す
②字数に合わせて書く
③答の文末(〜こと など)を合わせる
この①〜③の手順を繰り返し確認して下さい。
こちらも、別記事がありますので、そちらもあわせてご覧ください。
www.otasukekokugo.com

理由の理解

さらに「理由を問う問題」も文の前後関係がわかれば解決することが多いです。
「自然破壊を止めるべきだ。なぜならその影響は人体に及ぶからだ」とあり「なぜ自然破壊を止める必要がある?」と聞かれるパターンです。
理由はすぐ前後で説明されることが多いのですね。
考えてみれば当たり前のことで、理由が指定箇所よりも離れた場所にあればあるほど、文章理解の妨げになるからです。
ただし、理由が遠い場所にある文章の場合、受験生が見つけにくいため、わざとそれを問題にして、正答率操作がなされることがあるので、注意が必要です。
遠ければ遠いほど、受験生は理由を見つけにくくなりますからね。

次は、同じ種類なのですが、応用編です。
物語文で「人物の気持ち」を問うものも、文と文のつながりを理解する必要がある問題です。
「先生に怒られた。私は泣いた」の「泣いた」に傍線が引いてあり「泣いた時の気持ちは?」と問われるパターンです。
気持ちが答の中心になるわけですが、暗黙の了解として、泣いた理由も書かなくては説明になりません。
答は「先生に怒られて、悲しい気持ち。」となるわけです。
やはり、文と文のつながりですね。
なぜなら、ある出来事が起きたとき、その影響はすぐに心に表れるからです。
気持ちについても、別記事を合わせご覧ください。
www.otasukekokugo.com
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おわりに

だんだんと問題のパターンが複雑になってきましたが、この段階がつかめると、一気に得点が安定します。
勉強はしているし漢字や言語事項の得点はあるのに、国語のテストでは安定しないという方は、この「文と文のつながり」がわかっていないことが多いです。
上記のようなパターンの問題を繰り返すことで、論理関係の基礎を身体に染み込ませましょう!

次回は「段落・場面をつかむ段階」です。お楽しみに!

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お助け中学入試国語 ゆり