ゆりのお助け中学入試国語!

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国語力が高い子の家庭には共通点があった!part5「発見力を上げる」

こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

発見力のある子にしよう

今回も、国語力が高い子の家庭にある共通点についてお話ししたいと思います。
今回は「発見力を上げる」と題しました。
国語に限らないのですが、学力の高い子の特徴として「知的好奇心が高い」ことが挙げられます。

発見力の高い子にするには?

我々は授業の前には十分な予習をします。
授業の大きな流れの中で、具体例を考え、発問を組み立て、どの子に当てるとどのような答えを返してくるかを想像し、展開に組み入れます。
授業中は、その流れに乗りつつ、生徒の解答により微調整を繰り返すのです。
その際「本日の授業テーマ」が、文章とどうリンクするかを練るのが、腕の見せ所です。
「このテーマの理解があれば、こんな難問もすっと解ける!」
と思わせることができれば、講師としては「勝ち!」と言えるのですね。
「発見力の高い子」は、これに敏感なのです。
目を輝かせて「なるほど!すごい!」などと言いながら、新しいおもちゃを手に入れた時のようにノートに鉛筆を滑らせる様子を見ると、何にでも興味を持てることの強さを感じます。

そのような子の保護者の方と懇談などでお話ししていると、否定の言葉をほとんど使われないことに気がつきました。
「忙しいの!後にして!」
「そんなの、当たり前でしょ!」
「なんで間違えたの!」
など、日々の忙しさの中でつい出てしまう言葉たち。
子どもたちは、自分が見つけた面白いことを、共有したいのですね。
しかし、否定されてしまうと、自分の中で後回しにしてしまって…。
感度が鈍ってしまうのですね。

具体的な工夫とは

日本を代表する数学者・随筆家の一人である藤原正彦さん。
国家の品格』が大ヒットしたのはまだまだ記憶に新しいところです。
そんな藤原さんが『祖国とは国語』の中で、子育ての工夫について述べていらっしゃいました。
藤原さんは、三人のお子さんの幼稚園・小学校時代に「発見ノート」なるものを用意されていたそうです。
生活の中で不思議だと思ったことや法則に気づいたことを父である藤原さんに報告すると、その内容に応じて「小発見・中発見・大発見」の三つに振り分けてもらえるのです。
三人のご兄弟は、競い合って様々な発見をし、楽しまれていたそうです。
決して否定をすることなく「大中小」に区別したところが、子どもの心をくじかない、素晴らしい工夫ですね!

まとめ

いかがでしょうか?
我が家には二歳になる男の子がいるのですが、その彼が「見るものは全て珍しい状態」に突入しました。
「なんで空は青いの?」
「なんで消防車が走っていったの?」
「なんでバナナは美味しいの?」
…このような、大人を困らせる難問奇問に、私も日々格闘しているところです。

疑問に答えてあげられるのも、今のうち。
ぜひ、お子さんが感じられた世界の不思議を汲み取ってあげて下さいね!


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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。

お助け中学入試国語 ゆり