国語力が高い子の家庭には共通点があった!part2 「理由説明」
こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。
何をすれば国語が得意になるの?
今回から数回にわたり「国語力が高い子の家庭にある共通点」についてお話ししたいと思います。
即効性の少ない記事もありますので、どちからというと中学年以下のお子様をお持ちのご家庭に役に立つ内容かと思います。
とは言え、どの内容も「国語の体力をつける」ためには不可欠なものですので、ぜひ学年にとらわれずに実践していただきたいです。
国語の問題には二種類しかない!
さて、皆さんは、国語の読解問題の種類をご存知ですか?
すでに塾にお通いのお子様をお持ちの方なら「記述」「記号選択」「抜き出し」「漢字」などが思い浮かぶかもしれません。
しかし、それはあくまでも形式上の分類であり、問題の本質ではないのです。
では、問題の本質とは?
それは「理由説明」と「言い換え説明」です。
つまるところ、国語の読解問題とは、この二種類しかないのです。
理由説明とは?
たとえば、理由説明にあたるのは「なぜですか?」と問う問題や「このときの主人公の気持ちは?」と問う問題です。気持ちを問われた際は、暗黙の了解として、なぜその気持ちになったかの理由を書かなければなりません。
言い換え説明とは?
つぎに、言い換え説明です。これは、主に「どういうこと?」と問う問題です。比喩的内容が表現していることを書いたり、指示語の内容を追いかけたりするものですね。広い意味では、漢字の書き取りや言語事項の問題もここに分類されます。「イギ」とはどういう字?→「意義」のようなタイプですね。
生活に取り入れよう
国語の読解問題とは、この二種類しかないのです。
これは、中学入試に関わらず、大学入試に至るまで同じです。
特に、論理に未熟な小学生は、何を問われているかわからず、混乱してしまうのですね。
ですから、この二種類の問いかけに対する答え方を、紙の上の学習だけでなく、普段の生活の中で習得すれば良いのです。
まとめ
というわけで、生活の中で「なぜ?」を多用してみましょう。
国語力の高い子どもと、その保護者の方とお話ししていると、本当にたくさん「なぜ?」と質問されます。
お子様が2〜3歳の頃によくされていた、あれですね。
「キャベツが安いね、なぜ?」
「暑くなってきたね、なぜ?」
「道が混んでいるね、なぜ?」
質問は何でも構わないのです。
作法として、理由を考えることを当たり前にしましょう。
その際に「原因」だけを聞いていると、まるで問い詰めるようになるので、気持ちよくありません。
そこで「目的・気持ち」を聞くことを心がけてみてください。
「なぜサッカーをしたいの?」
「どんな気持ちでケーキを食べたの?」
などですね。
我々は、理由を聞くとなるとつい原因ばかりを聞いてしまいがちです。
意識的に「目的・気持ち」を言葉にさせるような問いかけをしていただきたいと思います。
これは、言葉を覚え始めた2歳頃のお子様にも効果的です。
日々の生活が、少し豊かになりますので、ぜひお試しください!
次回は「言い換え説明」についてお話ししたいと思います。お楽しみに!
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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。
お助け中学入試国語 ゆり